正信偈講座
先日、新聞広告に入っていた「正信偈講座」がとても気になり、23日(土)に行ってまいりました。
我が家は浄土真宗なのですが、正信偈の意味については無知でしたので、教えていただけるなんて願ってもないことでした。
講師は女性のO先生。
「正信偈」とは正しい信心を明らかにしたうた。
ずっとお経だと思っていましたが、お経ではないそうです。
「正信偈」には親鸞聖人の90年の教えが7文字×120行 840文字に全ておさまっているとのことで、一文字一文字に深い意味があるそうです。
お経のような棒読みと違い節があるのは、うたの形で伝えられたからなんですね。
ではお経とは・・・
お釈迦様の教えを書き残したものなのだそうです。
これだけでも「そうだったのか〜!?」と感動しきりでした。
わたくし一度目に一年通った高校は仏教系の高校だったため、仏教の授業もあり割と好きではありましたが、当時は仏教の有難さがわからない愚かものでしたので きちんと学ばずもったいないことをしました。
当時の学んだ内容は全く覚えていなく、恩徳讃だけ歌えるくらいです(^_^;)
「正信偈」の話にもどります。
「諸行無常」という言葉がありますが、この世の全てのものは日々変化していくもの。
今が良くても永遠に今が続くわけではないということなんですよね。
本当の幸福になりたければ
「正しい=信心を知りなさい」というのが正信偈なのだそうです。
そしてずっと知りたかったことも学ぶことができました。
一般的に亡くなった方を仏様と口にしていますが、亡くなった方は仏様ではないのですね〜!!!
では仏様とは?
最高の悟りをひらかれた方を指し、この世に存在した仏様はお釈迦様ただお一人なのだそうです。
悟りには52段階あり、その52位であるお釈迦様。
しかしその一段階の違いというのは、虫と、考えて行動できる人との違いがあるそうですから、52位というのは想像のつかない悟りということになります。
「釈迦の前に仏なし」「釈迦の後に仏なし」
では浄土真宗のご本尊である阿弥陀如来でございますが、阿弥陀様はこの世には存在していないですよね。
阿弥陀如来は「三世十方の諸仏の本師本仏」。
大宇宙の諸仏の師匠(先生)であられるそうです。
ということは、(三世十方の諸仏のひとりでありこの世に存在した)お釈迦様の師匠でもあるわけです。
多くの仏様がいらっしゃいますが、その師匠なのですね。
浄土真宗といえば本願寺ですが、本願寺は阿弥陀様の教える寺なのだそうです。
凄いところだったんですね。
価値がわかってないと、もったいないですね^ ^
他にもそうだったのか〜!?の盛りだくさんなとっても有意義な講座でした。
O先生のお話されるスピードや声がとても聴きやすく、また達筆で読みやすい文字に、集中して講義を受けることができました。
貴重な講座を有り難うございましたm(_ _)m
そういえば!以前に本願寺で買ってきたものがありました。
こちらにはCDも付いています。
節まわしが難しい「正信偈」です。
早速練習してみたいと思います。