mariko-no-hitorigoto’s blog

麻里子の独り言  (2021年9月からの新ブログです。amebloより引っ越してまいりました)

12回目のスクーリング

本日は鏡開きですね。

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ということで、ぜんざいを作りました。

今年は栗入りです^ ^

 

歳神様の宿る鏡餅を邪気を払ってくれるという小豆とともにいただき、一年の無病息災を祈りました。

 

元々酒好きで、甘いものはお酒をやめてから好むようにはなりましたが、他の人よりも甘味を強く感じる体質のようで、お椀に軽い一杯のぜんざいで一年分の砂糖を摂取した気分でございます(^^;;

 

さてさて、12回目のスクーリングのお話です。

 

今年初のスクーリングは1月7日、8日でした。

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曇り空の京都タワー
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今回のスクーリングは、自宅で一反絞った浴衣地を染めて完成させるものでした。

 

皆さん、凄い工夫で作品を絞ってこられていました。

 

わたくしはタテのラインが出せる柳絞りがしたくて、(夫に道具も作ってもらい)試作品などを試してはいたのですが、浴衣にすることを考えると・・・着たいがもの仕上がる自信を持てなくなったのでした。

 

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左から試作品ABC

 

星形を絞って柳絞りをきつめにすると流れ星に見えないかな〜などとも考えましたがイマイチでした。

 

有松にて柳絞りを専門で絞っていらっしゃる方に「たくさん経験しないと柳絞りは簡単ではないよ」とお聞きしていた通りです。

 

ということで改めて「どんなものが着たいか?」と考えたところ、「青地に白が映える太って見えないシンプルなもの!」に落ち着きました(≧∀≦)

 

 

完成した浴衣を着ていくのは郡上踊りと決まっているので、郡上の川をイメージして絞ることにいたしました。

 

巻き縫い絞りで流れを表し、気泡は石で表現することにしました。

 

輪ゴムで石を絞り試作品を作ったところ

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染めている間に輪ゴムが外れてしまったり、シンプルすぎてしまったりでもう一つです。

 

下の切ってあるものはかつて石を糸で絞ったものですが、輪ゴムではこのように表現されないこともわかりました。

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ということで、配置を決めました。

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そして一反を絞りました。

 

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初日のスクーリングの午前中は、絞ったものを60℃のお湯につけ、染料を練る作業をいたしました。

 

朝は七草粥を食べただけでしたから、早くからお腹ペコペコでした^^;

 

お昼は京都駅で買ってきた京都冬の味覚弁当をいただきました。

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やっぱり駅弁屋さんのお弁当は美味しかったです♡

 

午後からはいよいよ染色です。

 

温度管理なども大変ですから、2人1組で協力し合い染めて参りました。

 

染め上げたものは、空気に触れさせ酸化させたら一度洗ってから絞りをほどいていきます。

 

思ったように柄が出ていないのでショック〜でしたが、先生がソーピングして乾かすと違ってくるとおっしゃってくださり少し希望が持てました。

 

終わりまでにほどけなかったので、ホテルに持ち帰りです。

 

高島屋に寄りカツカレーをいただき、デザートと翌日お昼に食べるパンを買って帰りました。

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地下のカレー屋さんですが、カツは衣が薄くサクサクで肉は柔らかく、バランスの良い辛さのカレーと相まって美味しかったです(^-^)

 

写真は上手く撮れていませんが、満月も綺麗でした^ ^

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いつもお世話になっているR&Bホテルです。
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コーヒーとデザートでひと休み。
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そして絞りをほどいていきました。


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そうそう、大学ではマスクをしているのでメガネが曇ってしまい余計に時間がかかったのですが、ノーマスクとダブルのメガネで作業がスムーズに行えました。

 

10時30分に作業を終えましたので、お風呂でリフレッシュです♪
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このゲルマ入浴剤がめちゃくちゃ気持ち良くて、1時間の長風呂となりました。

 

久しぶりに気に入った入浴剤に出会えましたので、自宅用にポチりました。

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色んな種類があるので、ただいま試しております^ ^

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翌朝はホテルで朝食をいただき、大学に向かいました。
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二日目の作業は水洗い→酢酸溶液につける(5〜10分)→水洗い→80℃以上の熱湯でソーピング(10〜20分)→水洗い→脱水→仕上げとなります。

 

ということで仕上がりました。


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石の出したい表現が上手く出なくてシンプルすぎとなりイメージ通りとは程遠くなり残念でした(^_^;)

 

先生からは「石で絞った部分が中心によりすぎているし、川なら川の流れをよく見てスケッチしていくと良いですよ」との評をいただきました。

 

確かに、川を見てスケッチしたなら、流れをこのようには表現はしないかも〜と実感しました。

 

また「試作品の柳絞りの方がよかったのに・・・。星を自分の考える違った形で表現したらよいのでは」とのことでした。

 

勉強になりますm(_ _)m

 

 

一方、みなさんの絞り作品は凄すぎでした。

 

特に仲良しのMさんの浴衣地は売り物になるクオリティの高さで、上品でとっても素敵でした。

 

それに加え、もう一反素敵な浴衣地を作って来られるという凄さです。

まさにどちらも才能あり!でした(^-^)

 

嗚呼、才能が眩しすぎる〜ぅ(*'▽'*)

 

 

才能なし!なわたくしはですね、アイデアもなかなか浮かばないですし、ああしたい、こうしたいという気持ちを持てるまでには、かなりの経験と勉強が必要なタイプですから、引き継ぎ地道に頑張ります。

 

 

そうそう、大学では芸術作品の展示がありました。

 

その中に、テンカラやフライ竿など和竿の展示もあり拝見してきました。

 

素晴らしい竿の数々でした。

 

 

帰りには東京から沖縄に20年前に移住されたというSさんとバスが一緒だったので、沖縄の話をたくさんお聞きしました。

 

話が弾んであっという間に京都駅に到着しました。

 

またお会いしたいです^ ^

 

 

 

そして新幹線に乗りましたが、重たい石を持ち帰りましたからがら空きで何よりでした(^^)
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夕食は駅まで迎えにきてくれた夫といっに餃子の王将へ。

 

餃子二人前とスタミナラーメンにて、栄養補給いたしました。

 

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だから太るんだな〜(^^;

 

 

前日飲み忘れたヤクルト1000とジョアも合わせて飲んで、ぐっすり眠りました。

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最後に、先生からお聞きした大事なお話をメモしておきます。

 

絞り作品は数々の失敗を経て、意図してやろうとしたことが何度やっても同じようにできるようになって、初めて自分のものになったということ。

 

このようなことをお聞きしました。

 

なるほどです。

 

 

今回のスクーリングに限らず、どんな作品を作っても失敗が多く、なかなか頷けるものはできませんが、わたくしのような性格は仮に簡単にうまくいってしまうと確実に調子に乗るので、失敗はとても有難いものなのであります。

 

どんどん失敗して、いつの日か自分のものにできる何かを見つけたいと思います(^-^)